埼玉県は、非公開の新型コロナウイルスに感染した191人分の氏名を、
誤って県のウェブサイト上で5時間以上閲覧できる状態にしていたと発表。
県によると、県が把握する新型コロナウイルスに感染した患者191人分の氏名などが、
25日午後5時15分から午後10時30分頃までの間、県のウェブサイトで閲覧できるようになっていた。
25日、外部から県に問い合わせがあり、誤りに気づいたという。
県は。過去に発表した感染者の重複を訂正する際に作業を誤った。
同日午後10時すぎに外部から電話で指摘を受けて漏洩が判明。
本来掲載すべきだった報道発表用のファイルに差し替えたという。
県は「個人名を掲載してしまった方々に、事実関係をお知らせしたうえで謝罪致します」としている。
原因について同県の感染症対策課は、「ファイル管理と掲載作業のやり方が不適切だった」と説明。
内部管理用と報道発表用のファイルを同一のフォルダーで管理していたこと、
掲載作業の担当者が1人だったことを挙げた。
再発防止策についてはファイル管理の方法を見直し、掲載時には複数人でチェックするとした。