東京五輪・パラリンピック組織委員会の森会長は3日、東京都内で開かれた、
日本オリンピック委員会(JOC)の臨時評議員会で、
スポーツ庁の主導により、競技団体で女性理事の任用が進められていることに触れ、
「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる。誰かが手を挙げるとみんな発言したがる」などと話した。
「発言の時間もセーブしておかないと、なかなか終わらないので困る」という関係者の話も披露。
組織委については「(女性役員は)7人いるが、みなさんわきまえておられる。
大きな場所を踏んでこられて、的を射た話をされる」と述べた。
女性蔑視と受け取れる発言で、大きな問題となっている。
スポーツ庁では、女性理事40%以上を目標として掲げている。
JOCの山口香理事は「男女平等や障害者への配慮は東京大会開催の前提だったはず。
組織委の代表のそうした発言は残念」と批判。
豪州の大手「News.com au」では「五輪組織委員会が東京に巨大な中指を立てている」
という強烈な見出しを立てた。
フランスのAFP通信は「東京2020の会長が会議で性差別発言と報道」との見出しで、
日本のメディアの報道内容を紹介した上で、
各国の男女の格差を示す世界経済フォーラムのジェンダー・ギャップ指数で、
去年、日本の順位が153か国中121位だったと指摘。
アメリカの有力紙ニューヨーク・タイムズは「東京オリンピックの会長が会議で女性の制限を示唆」
という見出しで「東京大会組織委員会の会長が会議で、女性は話しすぎると示唆。
東京オリンピックの主催側は、開催反対論やコストに加え新たな怒りに直面している」と伝えた。
その上で、ツイッター上で森会長の辞任を求める声が出ているとし、
『森氏の発言は女性に対する差別にほかならない』
『問題は誰も彼に異を唱えなかったことだ』
などの投稿を引用した。
ワシントンポスト紙は、「委員会の何人かは笑って受け止めていた」と報じている。
‘@JOC評議会という公的な場で、記者もいるなかでの発言。
森会長は、自ら暴言を吐き、五輪延期開催を不利にしようと試みる?
最後の花道として腹を決めたのか。
それにしても、いつもそうだが、笑って同調している周りの人たちも同罪だ。
マスコミなどでも、森会長は、サービス精神が旺盛とか、意図しないことを発言しているとか、
擁護するような発言をするから、何度も繰り返し、森リスクとなる。
老害ではなく森害。
以前にも指摘したが、人当たりがいいのと人間性は違う。
本人も自覚しているようだから、日本の為にも静かに身を引くべきだ。