田村憲久厚生労働大臣は陳謝。
新型コロナの感染拡大を防ぐ「切り札」として導入された接触確認アプリ「COCOA」。
利用者の約3割を占めるアンドロイド版が昨年9月末から機能不全になっていたが、5カ月間気づかなかたという。
COCOAは、スマートフォンのBluetooth機能を利用し、
新型コロナウイルス感染症の陽性者と1メートル以内で15分以上の接触を検知できるアプリだが、
陽性者と濃厚接触したかどうかを知るためには、陽性者が発症日や検査日をアプリに登録。
COCOAをめぐっては、プッシュ通知があったにも関わらず、
『接触は確認されませんでした』と表示されるなどの不具合報告が相次いでいた。
最近では、そうした問題のほかにも『ファーウェイ製のスマートフォンではCOCOAが使えない』といった問題点も浮き彫りになっていた。
そもそも、「COCOA」のデータ開示がほとんど見られない。
今回も、一番重要な時期での不具合。厚生労働省が3日夜に開いた記者説明では、
昨年9月28日に、iPhone向け基本ソフトiOSで濃厚でない接触でも通知が来てしまうことの不具合があり、
不具合を修正しCOCOAのバージョンアップをした。
その時に、時間、距離とかのパラメーターに変更を加えた。
iOSはそのときうまくいったが、アンドロイドは濃厚接触があっても、
低いリスクと判定されて通知がいかない、ということになってしまった。
1月までは基本的な動作テストしかしていなかったが、
年明けに拡張してテストしたら動いていないと判明。
業者から、1月25日。どうも不具合あるらしい、と。
それで調査をお願いして最終的にきょうに至った。
ダウンロードでみると約31.4%。2月2日現在で、全体で約2450万ダウンロード。
アンドロイドは約770万ダウンロードに該当する。
‘@一時、「COCOA」は新型コロナ切り札と大々的に政府もマスコミも訴えた。
しかし、昨年夏過ぎ位から、「COCOA」の話がピタッと止まった。
怪しいと思っていたら、3割超が機能していなかった。
私は、政府が「COCOA」の推進を止めたのは、効果があまりないからだろうと思っていたが、
機能不全に陥っていた。
多分他にも不具合があるのだろう。
政府は、認識しながら隠ぺいしていたのだ。
だから、沈黙していた。
そうでなければ、その間「COCOA」の統計を取っていなかったことになる。
もし、そうだとすれば、それはそれで重大問題だ。
そもそも、「COCOA」のデータ開示がほとんど見られない。