「(PCR)検査も人口比138位で少ない。オリンピックを強行していいのか」
菅総理「現実的に遅れている。ただ確保は早かった。日本の組織力で接種する」
イギリスの軍事雑誌「ジェーンズ・ディフェンス・ウイークリー」の高橋浩祐記者が、
「世界ではすでに60カ国近くがワクチン接種を開始しています。
G7の中で、ワクチン接種を開始していないのは日本だけです」と指摘。
「日本はなぜこんなに時間がかかるんでしょうか」と質問した上で、
科学技術立国を名乗っているのに日本製のワクチンが製造できない理由についても聞いた。
これに対し菅総理は「ワクチンの確保は日本は早かったと思います。
全量確保するということについては早かった」と強調。
ただ、「接種までの時間が海外と遅れていることは事実」とし、
理由として「日本の手続きという問題もひとつある。いろんな治験を行った上で踏み切るわけですから」
と慎重に手続きを進めた結果だと説明。
ワクチン接種が「始まったら、世界と比較して日本の組織力で多くの方に接種できるような形にしていきたい」と述べた。
同席した新型コロナ分科会の尾身茂会長は、
「日本のワクチン業界は、欧米の競争力の強いものに対して少しスケールメリットが……」と話し、
日本のワクチン業界の競争力の弱さが根底にあるとした。
‘@菅総理は「確保は早かった」と自負するが、
早く確保できたのに、なぜ接種はいまだ始まっていないのか。
なぜ、各国に後れを取っているのか。
逆に、大きな問題だ。
空手形を掴まされたということか。
安倍前総理の外交が、無意味だったということだ。
交渉に真剣さが足りなかったのではないか。
日本は後回しで良いと思われたのだ。
「ワクチンでオリンピック」と強調していたのだから、
だとしたら、何がなんでもワクチンを勝ち取る必要があった。
結局「ワクチンなくてもオリンピック」と急転し、空元気にしか聞こえない。