東京都の小池百合子都知事が5日、都庁で行われた定例会見に出席。
新型コロナウイルス感染の後遺症について、警戒を呼び掛けた。
都内の感染状況について小池知事は、
「全体の数が減ってきているなか高齢者施設でのクラスター発生が目立ってきている。
高齢者の方は重症化のリスクも高い。勤務している方が持ち込まないよう、
オンライン研修や応援職員の派遣にあたっている」と説明。
また、国際感染症センターの大曲貴夫センター長からの調査結果について、
「(感染者の)7割以上に嗅覚異常、味覚異常といった後遺症があり、4か月経っても約1割に見られた。
脱毛症状も約2割に見られ、うち6割は調査時点で改善がなかった。
毛根が生え替わるにも時間がかかるのか、年齢を問わず症状が出ている」
と後遺症についてあらためて注意を促した。