医師や看護師ら居酒屋と医師宅でマスクせず会食。
東京都立墨東病院(墨田区)は13日、医師や看護師ら職員5人が、
新型コロナウイルスに感染したと発表。
5人は緊急事態宣言中の今月4日、居酒屋と医師宅でマスクをせずに長時間会食していた。
同病院によると、5人はいずれも20代の男性研修医と女性看護師、男性放射線技師で、
4日午後6時から約2時間にわたり病院近くの居酒屋でマスクをせずに会食。
その後、医師宅で深夜まで飲食したという。
9日に4人が発熱、1人が味覚障害などを発症。病院が調査したところ、会食を認めたという。
濃厚接触者の患者や職員11人はいずれも陰性だった。
墨東病院は昨年4月に患者、職員計43人が感染するクラスターが発生。
救命救急センターが新規の患者の受け入れを停止する事態へと発展。
これを受けて、関口宏氏は自身が司会を務める TBSテレビ系サンデーモーニングで、
「医療従事者の方たちの今の苦労は本当に大変なものだろうと思う」としながらも、
「でも、どっかでどうして専門家なのにうつしてしまうんだろうっていう疑問はぬぐえないよね」などとコメント。
さらに「医療従事者が戦線離脱されると本当にもっと我々が困らなきゃならない』」などと述べた。
この発言に反論の声も上がったが、氏の指摘が的を得ている結果となった。
昨年9月には、東京都立墨東病院で薬剤師として勤めていたAさんが、
東京都に対して未払い割増賃金、上司によるパワーハラスメントの慰謝料など、
計約708万円の支払いを求めて東京地裁に提訴した。
「薬剤科長に呼び出されて、『新人は、残業代はつけさせられない』と言われました。
それと『有給休暇もとらせない』と、入職初日のことでした」と訴える。
東京都立墨東病院は、東京都が運営する病院で、
1978年に日本で初めて精神科救急医療事業(ER)を開始。
高度救命救急センター・東京都がん診療連携拠点病院・第一種感染症指定医療機関、
などに指定されており、都内でも高い水準を誇る医療機関だ。
妊婦さん死亡事例でも問題となっている。
なにか構造的な問題があるようだ。
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