天皇陛下が名誉総裁を務める東京オリ・パラリンピックについて、
宮内庁の西村泰彦長官は24日の定例会見で、
陛下は「開催が感染拡大につながらないか、ご懸念されていると拝察している」と言及。
西村長官は「私が肌感覚として受け止めているということ」と強調し、
「直接そういうお言葉を聞いたことはない」と、そこは誤解ないようにお願いしますと念押しした。
また、西村長官は「陛下が名誉総裁をお務めになる五輪・パラリンピックで、
感染が拡大するような事態にならないよう感染防止に万全を期していただきたい」とも述べた。
これまで、日本で開かれた五輪では、天皇が開会式に出席し、開会宣言をしている。
今夏の五輪でどうするのかについて、政府は、いまだ、
「開会式の具体的な内容は関係者間で調整している」としている。
‘＠涙が滲んだ。
陛下の思いと、西村長官の全責任を背負う覚悟の言葉。
東京オリ・パラは、陛下が名誉総裁を務めることになっている。
国民の間に不安の声がある中、陛下は開催が感染拡大につながらないか懸念、
心配されるのは当たり前のことだ。
陛下が開会宣言をして、お祝いの言葉を述べる。
この状態で、陛下がお祝いの言葉を述べられるはずもない。
陛下が直接述べられると政治判断になると言うが、常々五輪は政治とは無関係と言っている。
都合のいい使い分け、おかしな話だ。
それは置いても、陛下が開催への懸念を表すのは異例のことだ。
専門家からの報告や国内の状況を鑑み、止むに止まれぬ気持ちを表した。
重く受け止めるべきだ。
加藤官房長官は、「宮内庁長官自身の考えを述べられたと承知している」と語った。
武藤敏郎事務総長「一般的な話で、現状どこかに問題点があるということではないと理解している」
と言い放った。
問題点だらけだから、国民から反対や不満が続出しているのだ。
たぶん、組織委員会や政府の多くの人は、武藤総長と同様の頭を共用しているのだ。
だから、国民が世界中が反対しても決行する。
このまま、陛下の開催宣言が実行されるのならば、
陛下には、オリ・パラ開催直前に体調を崩していただくしかない。
