9日のニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価の終値は、
前日比448・23ドル高の3万4870・16ドルとなり、1週間ぶりに最高値を更新した。
景気の先行きに対する警戒感が和らぎ、買い注文が優勢となった。
世界で新型コロナウイルスの感染拡大が収まらず、景気回復が遅れるとの見方から、
低下していた米長期金利が上昇に転じ、金利の低下による収益悪化への懸念や、
景気の先行き不安がひとまず後退したとみたようだ、
前日に下落したクレジットカード大手アメックスの株価などが大幅上昇。
米金融大手のゴールドマン・サックスやJPモルガンの株価が、それぞれ3%余り上昇した。
IT企業の銘柄が多いナスダック店頭市場の総合指数の終値も142・13ポイント高の、
1万4701・92で、最高値を更新。
日本株は上値が重いが、N高につられて現在400円超高。