組織委によるバブル方式は最初から崩壊。
選手村外に宿泊するチームスタッフは、
「試合や練習の際は選手村から会場までの貸し切りバスが出る。
ただ、我々スタッフは選手村までは電車かバスなどの公共交通機関で来いと言われた。
これでは自分たちが選手に新型コロナを感染させかねない」と、
自分たちが村内にウイルスを持ち込む可能性を危惧した。
7月13日に開村した東京五輪選手村。
菅総理や組織委がうわごとのように繰り返す「安心安全」とは裏腹に、
連日のように新型コロナの陽性者が出ている。
チェコの卓球選手や、チリのテコンドー女子選手、英国の射撃女子選手が陽性判定され、
棄権を表明している。
選手の陽性が確認されたと発表した。
チェコのビーチバレー女子やオランダのテコンドー女子の陽性も確認され、
「これでわたしのキャリアは終了だ」とコメントしている。
感染者が連日発生することに、19日米国の女子体操チームのコーチがツイッターで、
「我々全員で決めたことです」として、選手村からの“脱出”を発表。
「ホテルの方が選手や我々の安全をより管理できる」として、ホテル宿泊を決めた。
男子チームもホテル宿泊を決めている。
組織委は、「個々のチームのこと。我々が口を出すべきではない」として、
選手村にそんなルールはないとした。
どこに宿泊しようと、個々のことは組織委には関係ないという。
バブル自体は口だけで最初から想定していないということだ。
日本のバドミントン代表チームは、競技場近くのホテルに泊まるという。
スポーツクライミングチームも普段練習キャンプとして使う東京施設を基地として使用。
組織委が注意できないとなれば、今後も選手村からの脱出を試みる選手が増えても不思議ではない。
総工費約1000億円といわれる選手村が揺らいでいる。
(ホテルオークラ参照画像)