5年前、2016年11月6日、明治神宮外苑のイベント会場で、
大量の木くずで装飾されたオブジェの中に、点灯したままの白熱電球が放置されて燃え、
中で遊んでいた当時5歳の男の子が死亡したほか、助けようとした父親が大けがをした。
重過失致死傷の罪に問われた元・大学生の男2人の弁護人は26日、
東京地方裁判所の有罪判決を不服として、それぞれ控訴した。
オブジェを展示した23歳の建設業の男と、24歳の大学院生の男は、
当時、いずれも未成年で、宮代町にある日本工業大学の学生だった。
2人は「火事になるとは夢にも思わなかった」と、無罪を主張していたが、
東京地裁は今月13日、火災は予見できたと認定し、いずれも禁錮10か月、
執行猶予3年の判決を言い渡していた。