三越や東急百貨店など、日本の老舗デパートの海外店舗が、相次いで閉店に追い込まれている。
ショッピングモールや量販店との競合などで客足が減っていたところに、
新型コロナの流行が追い打ちをかけた。
欧州で唯一の日系百貨店だった「ローマ三越」は7月10日、46年の歴史に幕を下ろした。
アジアでは東急百貨店が今年1月末、最後の海外拠点だったバンコク店を閉鎖。
入れ替わりに日系量販店「ドンドンドンキ」が入る予定といい、日経間での激しい競争もうかがわれる。
伊勢丹も昨年、3月にシンガポールの一部店舗、8月にバンコク店を閉めた。
新型コロナ感染が長引けば、さらなる縮小も余儀なくされる。