“失言・暴言”議員、のさばらせておいて、いいのか。
週刊女性は18歳から70歳の全国の女性3000人にネットアンケートを実施。
アンケートに失言を報じられたことがある現職の衆議院議員20人をリストアップ。
その中から、もっとも国民軽視だと思う失言と議員名を選び、その理由を自由記述で回答。
「セクハラ罪という罪はない」「アルツハイマーの人でも、これぐらいはわかる」など、
失言連発の“放言王”麻生太郎は“殿堂入り”として選択肢からはずしたという。
1位は桜田義孝元五輪相(自民党)
'19年5月、千葉市内で行われたパーティーのあいさつで、少子化問題に言及し、
「お子さんやお孫さんにぜひ、子どもを最低3人くらい産むようにお願いしてもらいたい」
と呼びかけた。この発言に女性たちから怒りの声が。
女性や被災地への無神経な失言の数々。
2位は杉田水脈(みお)自民党。
20年9月、自民党本部で行われた会合で問題発言をした
「女性はいくらでも嘘をつける。そういう方は多々いた」
これは女性の性暴力被害者を支援するための相談事業に関しての発言だ。
‘@杉田氏の議員辞職を求める署名活動を実施。約13万6000筆の署名の署名が集まり、
抗議の声は大きく広がっていった。
提出するため自民党本部を訪問したが、自民党は署名の受け取りを拒否した。
杉田氏は、『LGBT』に関して、「彼ら彼女らは子供を作らない、つまり『生産性』がないのです」
などと持論を展開。批判が相次いだ。
また、元TBS記者から性行為を強要されたと訴えているジャーナリスト・伊藤詩織さんについて。
BBCの番組で「女として落ち度がある」と言及。
こんな議員を安倍総理は全面的に応援し、今回も比例代表中国ブロックで名簿上位に掲載。
こんな政党で、LGBTとかジェンダー問題とか、進展するはずもない。
安倍元総理は杉田氏に何か握られているのか。
3位は今村雅弘元復興相(自民党)
17年4月に自民党の政治資金パーティーで東日本大震災について触れ、
「まだ東北、あっちのほうでよかった。首都圏あたりだと莫大、甚大だったと思う」などと発言。
4位は生方(うぶかた)幸夫( 立憲民主党・非公認)
「(北朝鮮による拉致被害者で)生きている人はいない」
この発言により現在進行形で炎上中。
5位は平沢勝栄元復興相。(自民党)
19年1月に山梨県内で開かれた集会で、「(少子高齢化問題に触れ)LGBTばかりになったら国がつぶれる」
と発言。政治家は多様性への理解がなければいけない立場のはずなのに……。
‘@最後のお情けで大臣になれたのだから、そろそろ。
6位は安倍晋三元首相(自民党)
'17年に行われた東京都議選の応援演説に駆けつけたのだが、
登壇すると聴衆からの「帰れ」「辞めろ」コールが。この声に、
「誹謗中傷したって、みなさん何も生まれないんです。こんな人たちに、私は負けるわけにはいかない!」
と、総理(当時)でありながら国民を排除する演説で炎上。
7位は小泉進次郎前環境相(自民党)
「気候変動のような大きな問題は楽しく、クールでセクシーでなければならない」
'19年9月、ニューヨークで開かれた国連の気候変動サミットに出席した小泉が記者会見で述べたのが、この言葉。
「この案件でセクシーという言葉を使ったことに気持ちの悪さを感じる」
「セクシー発言だけでなく、自分がレジ袋有料化を推進したのに、
今になって自分がやりだしたことではないと、言い訳しだした。
具体的な案を何も考えず、当たり前のことを突っ込まれたら拗ねて黙り込むのも最悪」
‘@ワーストに入るとは意外だったが、期待が高い分反動も大きい。
そして、主婦層にとっては、レジ袋は身近な関心事。
8位は三ツ矢憲生(自民党)
「この6年間で〇〇議員のいちばん大きな功績は、子どもをつくったこと」
19年7月に自民党の女性議員の応援演説で三ツ矢が語った言葉。
批判しているようにも受け取れるこの発言、この発言が物議を醸して……。
三ツ矢議員は今期限りで引退することを表明している。
9位は下村博文前政調会長(自民党)
福田淳一元財務事務次官のセクハラ行為を、テレビ局の女性記者が週刊誌で告発。
これを受け、当時文科相だった下村議員は、
「週刊誌に売るってこと自体がある意味で犯罪だと思う」
これにはセクハラ被害を受けた女性たちから怒りの声が。
10位は谷川とむ(自民党)
'18年7月に放送されたインターネット放送の討論番組に出演。同性婚について話が及ぶと……。
「多様性を認めないわけではないが、法律化する必要はない。趣味みたいなもので」
社会的に認められず、多くの人が苦しんでいる現状を、理解していないのか。
「自分の子どもがLGBTに生まれたときも同じことを言えばいいと思う」
気の緩みからポロリとこぼれた本音の言葉。
‘@週間女性は『まだ、この人たちを国会議員にしますか?』とむすんだ。