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「生煮えの衆院選挙」

大物が落選と言いながらも、比例で復活した人も多い。


神奈川13区自民党幹事長の甘利明氏(72)が、立憲新顔の太栄志氏(44)に敗れた。

重複立候補した比例で復活当選したものの、史上初の党ナンバー2の幹事長の選挙区での敗退。

‘@鉄槌も比例復活。幹事長辞任か。



東京18区に立候補した立憲・菅直人氏(75)が、かつての弟子の自民・長島昭久氏(59)を破り、当選。

‘@菅氏は裏切り者に勝った。

長島氏が90年から3年間、自民党石原伸晃元幹事長の秘書だったが、

「『ぜひ民主党でやらせてくれ』と言ってきた。

東京21区は、私も一生懸命(長島氏を)連れて歩いた」と、当時を振り返り、

「裏切ったという自覚を、しっかり持たないといけない」

「長島に引導を渡される訳にはいかない」と激しく応戦、14選勝利を誓った。



東京3区で自民・石原宏高氏が落選。石原ファミリー三男。

7度目となる立憲民主党松原仁氏との因縁の対決で敗れる。比例で復活当選。

東京8区で石原派を率いる石原伸晃・元幹事長が落選。比例でも落選。石原ファミリー長男。

東京1区で立憲の海江田万里氏が、自民党山田美樹氏に敗北も比例で復活当選。


「小沢王国」崩れる 小選挙区で初の敗北。

岩手3区は、18選を目指した立憲の小沢一郎氏(79)が自民前職の藤原崇氏(38)に敗れた。

政権交代よりも世代交代を」と訴えた藤原氏小選挙区で初めて敗北。比例で復活当選。


無敗の男、中村喜四郎氏敗北。「天が与えた試練」

茨城7区は、15選を目指した元建設相の立憲前職、中村喜四郎氏(72)が敗北。比例で復活当選。

中村氏は1976年に初当選。94年にゼネコン汚職事件で逮捕され、

自民党を離党してからも無所属で当選を重ねてきたことから「無敗の男」と呼ばれていた。

中村氏は今回初めて野党の公認候補として出馬。

公明が推薦を見送ったことに加え、従来の支持層の保守票も離れた。

‘@公明の基礎票強し。



熊本2区は、保守分裂となった。自民前職で最多16回の当選を数えていた野田毅氏(80)が、

「世代交代」を掲げる元財務官僚の無所属新人、西野太亮(だいすけ)氏(43)に敗れ、

1972年の初当選以来初めて敗北。重複立候補なし。


秋田2区で自民の金田勝年元法相が落選。比例復活。

野党候補の一本化で、立憲民主党の緑川貴士氏との一騎打ちになっていた。

選挙戦では、秋田県出身の菅義偉前首相や岸田文雄首相らが応援に駆け付けたが、及ばなかった。


香川1区で自民の平井卓也前デジタル相落選。比例復活。

選挙戦は平井氏と立憲民主党前職の小川淳也氏、日本維新の会新人の町川順子氏による三つ巴の争い。

自身を取り上げたドキュメンタリー映画などで知名度もある小川氏が共産党支持層なども取り込んだ。



大阪11区で自民・佐藤ゆかり氏が落選。

ことし9月の自民総裁選では河野太郎氏を支持。

立憲の平野博文氏落選。平野氏は立民の代表代行と選対委員長を務めている。

選挙戦は日本維新の会の中司宏氏と自民党佐藤ゆかり氏との三つどもえの戦いとなった。


大阪10区で、立憲党副代表の辻元清美氏(61)が落選。比例復活ならず。

維新新顔で前大阪府議の池下卓氏(46)に敗れた。

‘@辻元氏は、維新の追い上げもさることながら、自民の山崎拓元副総裁の応援が凶と出た。



徳島1区は、8選を目指す自民党の前議員、後藤田正純氏が落選。比例復活。

無所属の元議員、仁木博文氏が当選を果たした。

2019年の知事選で自民県連は5選を目指す飯泉嘉門知事を推したが、

後藤田氏は対立候補を支援した。知事選は飯泉氏が制し、後藤田氏と県連の亀裂が広がった。

県連は後藤田氏を衆院選で公認しないよう党本部に申請し、

対抗馬として飯泉知事を擁立する動きも本格化した。

土壇場で飯泉知事は出馬を見送り、党本部は後藤田氏を公認していた。


静岡5区(富士、三島市など)の無所属前職、細野豪志環境相(50)が連続8度目の当選。

自民党入りを希望しながら、無所属での出馬を余儀なくされた。

‘@細野氏強し。

民主党政権で要職を歴任したが、希望の党などを経て2019年に自民党二階派の特別会員に。

ただ入党は保留され、同区の公認も総裁派閥の岸田派所属の前職、吉川赳氏(39)に決まった。

選挙前に「勝てなければ政界を引退」と〝引退宣言〟で退路を断って臨み、

吉川氏や立民の公認候補を退けた。



新潟5区では前新潟県知事の米山隆一氏が当選。

同区では、米山氏の前に同県知事を務めた泉田裕彦氏と、前長岡市長の森民夫氏が立候補。

接戦が予想されたが、米山氏に開票開始直後の午後8時には当確が出る〝秒殺〟での勝利となった。

妻のエッセイスト・室井佑月氏は米山氏と昨年5月に結婚し、

今回の選挙戦では連日、米山氏に随行してマイクを握った。



れいわ新選組比例代表東京ブロックで1議席を獲得し、山本太郎代表が当選を決めた。

南関東ブロックでも1議席を取り、2議席を確保。


比例東京ブロック単独で立候補していた、元ミス日本グランプリの松野未佳氏が落選。

父は元衆院議員で元維新代表の松野頼久氏。

立候補は頼三氏の弟子だった小泉純一郎元総理がプッシュしたもので、頼久氏は立候補に反対していたという。


宮城5区から自民党公認で出馬した元タレントの森下千里氏(40)は比例区でも落選。 

立憲の安住淳氏が当選、9選を果たした。



山口3区では自民の林芳正元文元参議院議員が初めての当選。

山口3区の公認争いの末、議員を引退した河村建夫官房長官の長男健一
氏は、

山口を追い出され、比例北関東ブロックで出馬したが落選。

山口3区を林芳正文部科学相に譲った父に代わり国政入りを目指したが、果たせなかった。


神奈川1区で、元国家公安委員長で無所属前職の松本純氏が神奈川1区対立候補に敗れた。

松本氏は自民を離党して臨んだ今回、比例区に重複できず、落選が決まった。



松本氏は緊急事態宣言下の今年1月、深夜に銀座のクラブを訪れた問題で自民を離党。

しかし、自民は神奈川県内で唯一、1区には公認候補を立てず、支援した。

麻生太郎副総裁をはじめ、河野太郎広報本部長、鈴木俊一財務相らが応援に駆け付けた。

東京5区では、自民党の万博担当大臣の若宮健嗣氏が落選。比例復活当選。

安倍元総理らが応援に駆け付けたが、若宮って誰と言う声が聞こえていた。

17回目の当選を目指した野田毅・元自治相(熊本2区)のほか、

原田義昭・元環境相(福岡5区)、山本幸三・元地方創生相(福岡10区)も議席を失った。

立憲では、平野博文選挙対策委員長(大阪11区)と辻元清美副代表(同10区)が落選。

島根1区、同姓同名の候補。

亀井亜紀子氏56立憲  66,847 落選

 
亀井 彰子 64 無新   4,318
 
細田 博之 77 自前 90,638 当選
 
北海道6区、SNSに殺害を促す投稿があった、
 
旭川市長で立憲新人の西川将人氏(52)落選。
 
自民党の新人、東国幹氏との事実上の一騎打ちに敗れた。
 
市長時代に、公園で凍死した女子中学生のイジメ問題があり、市としては認めなかったが、

現市長がイジメがあったと認めたため、逆風が吹いたとも言われている。



‘@立憲の枝野代表は退くべきだ。

このままでは何も変わらないどころか下落の一途。

良い悪いは別として、ブレナイ姿勢が大事なようだ。

国民新党の3増が物語っている。

維新の躍進はメディアが吉村知事を持ち上げ続けたことが大きい。

選挙プランナーの松田馨氏、自民に激震「57減」。

選挙プランナー三浦博史、自民「24減」。

共産党への嫌悪、読めない選挙で自民安定。