自民党の高市早苗政調会長らは17日、中国を念頭にした人権侵害への非難決議案を、
臨時国会で採択するよう茂木敏充幹事長に求めたが、
「今はタイミングではない」と受け入れられなかった。
高市議員は内モンゴルの人権問題に取り組む議員連盟会長の立場で申し入れた。
政調会長の提案が幹事長に拒否されるのは異例。
決議案は四つの議連が中心になってまとめた。
同席したウイグル関係の議員連盟会長の古屋圭司・政調会長代行によると、
前外相の茂木氏は来年2月の北京五輪に公的な外交使節団を派遣しない、
「外交ボイコット」について世論の注目が高まっていることを理由に、
「タイミングがよくない」との考えを示したという。
通常国会では決議案に公明党が慎重姿勢を示して採決を見送った経緯がある。
高市議員は記者団に「臨時国会こそはと思って公明党との文言の調整も含めて、やってきた。
大変悔しい。本当は(採択は)今のタイミングだ」と述べた。
高市議員らは先日も、岸田総理に「外交ボイコット」を表明するよう提言していた。
‘@対立覚悟でやるのなら今のタイミングだろうが、そうでないのであればむやみに煽る必要はない。
安倍議員を筆頭に、この頃は対中非難が騒がしい。
自分が総理の時には中国に対してあまり強気の発言はしてこなかったのに、
政権中枢を離れた途端、危険な発言をし出した。
岸田政権にとっては迷惑甚だしい。
中国は東京オリンピックの時に新型コロナ禍逸早く、
「中国は(東京)オリンピックの成功を支持する」と発表した。
思惑はいろいろあるだろうが、ありがたかったことは間違いない。
中国を真っ向から敵視しても何の利益にもならない。
国益を考えうまく立ち回るのが外交だ。
世界中に国民の税金をばら撒いて、どれだけの効果があったのか。
まだ、新型コロナ禍、政府を混乱させるような行為はしない方が良い。