NHKは22日、NHKの中継施設の工事のために群馬県桐生市内を飛行中だった、
民間企業のヘリコプターから、800~900キロの生コンクリートが落下したと発表。
けが人などは確認されていないという。
国交省によると、ヘリは午前10時50分ごろに桐生市内の離着陸場を出発し、
生コンが入った容器を機体からぶら下げて運搬中だった。
桐生市にあるNHKの放送施設「桐生梅田テレビ中継放送所」の工事のため、
ヘリコプターが、容器に入れた生コンクリートおよそ900キロをつるして飛び立ったが、
同11時ごろ搭乗者が軽くなったことに気づき、ヘリポートから1キロほどの上空で引き返した。
確認したところ、容器がほぼ空になっていて、底の開閉口が開いていたことから、
飛行中に、山の中に落下したとみられているが、落下場所は分かっていない。
運航する朝日航洋(東京都江東区)によると、操縦士と整備士の計2人が搭乗。
国土交通省は事故につながりかねない重大インシデントに認定。
運輸安全委員会は航空事故調査官3人を指名した。
近くの40代男性は「今日も何度かヘリが上空を往復する姿を見ていたが、落下と聞くと怖い。
民家などに落ちなくて良かった」と話した。
桐生署によると、落下したのは同市梅田町の梅田湖西側の山林とみられる。
22日午後も湖周辺は普段と変わらず静かで、県道上藤生大洲線を車が行き交っていた。
NHKは「事故の状況などについて把握を進め、工事の施工会社などに、
安全管理の徹底を求めてまいります」とコメント。
‘@何事も無くて良かった。
工事を請け負っている会社のミスで、NHKが悪い分けではないが、あまり聞かない事故だ。