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塩野義、飲み薬、政府「条件付き早期承認」検討。

異例の日曜日発表。‘@

塩野義製薬(4507) 7日、7904円特買いスタート。


6日、塩野義製薬が開発中の新型コロナの軽症者向け飲み薬について、

政府は治験完了前の実用化を可能とする「条件付き早期承認制度」の適用を検討。



現在、最終段階の治験が約2000人の患者参加を目標に進められているが、

政府は数百人規模の中間解析で顕著な有効性が確認されることなどを条件に適用することを想定。

治療薬は買い上げる方向で調整しており、条件が整えば今春中にも実用化される可能性があるという。

塩野義は既に治療薬の商用生産を開始しており、今年度中に100万人分、

来年度は1000万人分の製造が可能としている。



‘@自民党の甘利議員のフライングをカバーするため、急遽発表したようだ。

日曜日に発表することによって甘利議員のインサイダー疑惑だけは避ける恰好のようだが。

しかし、甘利議員のインサイダー、守秘義務、情報漏洩疑惑は消えない。

反省しない人間は、同じ過ちを繰り返す。

塩野義は昨年9月末に最終段階の治験を開始。このうち患者69人を対象とした前半部分で、

偽薬(プラセボ)と比較して、治療薬候補を投与した患者の体内のウイルス量低下が、

早かったとするデータを公表したが、厚労省はこれに続く後半部分のデータを重視。

条件付き早期承認でも一定の有効性の確認は必要で、

中間解析で偽薬を投与した人と比べて「顕著な差が出た場合」に適用対象とすることを検討していた。



感染早期の服用で重症化を防ぐ飲み薬は新型コロナ対策の切り札とされ、

国内では実用化済みの米メルクの「モルヌピラビル」に加え、米ファイザー製も近く承認される見通しだ。

ただ、海外製で供給に制約があり、投与対象者も限られることから、

国産治療薬の早期実用化を求める声は大きい。