新型コロナ禍、どうなっているのか。
手術などに影響する。
地方独立行政法人・市立大津市民病院(大津市本宮2丁目)の、
「外科・消化外器科・乳腺外科」の全医師9人が3月末以降、順次退職する意向を示している。
医師らは病院幹部から退職を強要されたと主張。
病院側は「強要したという事実はない」と真っ向否定。
後任は決まっておらず、4月以降に診療や手術などの地域医療へ影響が生じる。
昨年9月、病院幹部が同科に医師の入れ替えを検討していると伝えた。
この一連のやりとりで同科の医師は退職を強要されたなどとして、
今年2月1日に「3月末~6月末にかけて順次退職する」と院内の一斉メールで通知。
すでに退職届を出した医師もいるという。
医師ら9人を送り出している京都大医学部側はハラスメント的な行為があったとみている。
「大津市民病院と信頼関係をもって今後の人事を行うのが難しいと判断している」と話す。
同科は直腸がんや乳がん、ヘルニアなどの手術を行っている。
外来患者数が1日当たり平均約30人で、手術件数は昨年4~12月にかけて月平均46・3件。
医師の1人は「大量に医師が退職すれば、新規手術や救急の受け入れなどを停止せざるをえず、
地域医療を混乱させる大事態になる」と話した。
大津市は現時点で状況を把握しておらず、同病院からの報告を求めているという。
‘@今までは我慢していた、するしかなかったものが、最近は表面化してきている。
東京女子医科大学の3つの付属病院で、100人を超える医師が一斉退職。
旧態依然の病院は、上層部が胡坐をかいて権威を振り翳すのではなく、
意識改革をしないと、病院の信用は失墜し、市民は迷惑をこうむる。