ロシアによるウクライナ侵略を受けて、札幌大学は3月11日から開催予定だった、
ロシア文学についての展示会の開催を延期した。
大学によると、会場予定だった書店の近辺は、左右の街宣・デモも多いエリアだという。
「ロシア」関連の店舗などへの嫌がらせが多発していることを踏まえ、「安全確保を第一に考えた」と説明。
一方、展示を企画した同大の岩本和久教授(ロシア文学)は、
「(延期は)ロシア系の住民らへの差別につながりかねない」と懸念する。
当たり前ですが、戦争はロシアの政府がやっているのであって、
ロシア人が全員自発的にやっているわけではない。
ウクライナなら何でも素晴らしくて、ロシアなら何でも悪いという発想は危険です。
もしも「ロシアはすべて悪」「敵」だというのなら、タブー視するのではなく、
むしろもっと知らなくてはならないはずです。
‘@岩本教授の述べる通りだと思うが、反発があるのも必至。
むしろ、開催によってロシアへの反発を増長しかねない。
日本人の多くは、ウクライナなら何でも良くて、ロシアなら何でも悪いという発想は持っていないだろう。
ウクライナの人でさえ、ロシア人全員が悪いなどとは思っていない。
むしろ同胞だと思っている。
非開催で「ウクライナなら何でも素晴らしくて、ロシアなら何でも悪いという発想は危険だ」
と、決めつけること自体、煽っているようで危険な匂いがする。
表現の不自由展などが中止に追い込まれたように、
関係者の安全の確保なども考えると、この時期には開催しない方が良い。
どうしても屈しない強い気持ちで訴えたいのなら、個人的に開催する方法もある。