米連邦通信委員会(FCC)は25日、ロシアのセキュリティーソフト大手カスペルスキー、
中国電信(チャイナ・テレコム)米州、中国移動(チャイナ・モバイル)インターナショナルUSAについて、
国家安全保障に対する脅威と見なす通信機器・サービス業者のリストに追加。
FCCは昨年、米通信ネットワークを保護するため2019年に制定された法律に基づき、
華為技術(ファーウェイ)や中興通訊(ZTE)など中国5社を安全保障上の脅威に認定。
カスペルスキーは今回、ロシア企業として初めてリストに入った。
米当局は17年にカスペルスキーの主力製品を連邦機関のネットワークから排除していた。
同社は今回の決定について「根拠がなく、地政学的な情勢に対応したものだ」と失望を表明。
ワシントンの中国大使館は、「中国の通信事業者に再び悪意を持って攻撃した」と非難。