ロシアのウクライナ侵攻が長期化し、戦費がプーチン政権の重荷になり始めている。
ロシアはウクライナ侵攻の戦費を公表していないが、英国の調査研究機関などは、
今月上旬、ロシアの戦費に関し「最初の4日間は1日あたり70億ドル(約8610億円)だった。
5日目以降は200億~250億ドル(約2兆4600億~3兆750億円)に膨らんだ」と試算。
露政府の歳入は年間で25兆ルーブル(約31兆2500億円)程度だ。
プーチンは、ロシア軍が6日にウクライナ中部の空港に、
高価な長距離精密誘導弾8発を撃ち込んだことに激怒したとも報道された。
NATOのジェームス・スタブリディス元欧州連合軍最高司令官は今月中旬、
米通信社への寄稿で、プーチン氏は「国民の支持を失う前に金欠になるだろう」と皮肉った。
米欧などによる経済制裁で国家財政が苦しくなり、
戦闘機の補修やミサイルなど兵器の補給にも制裁の影響が及んでいるという。
戦闘での損失状況を確認している軍事情報サイト「Oryx」によると、
露軍は侵攻で戦車約300両など2000以上の兵器や装備品を失った。
その数はウクライナ軍の損失の約4倍とされる。
‘@正確に調べられるのなら、相手の行動は丸裸ということだ。
ウクライナは西側の情報で的確にロシア軍を攻撃している。
ロシアは確実に貧国になっていく。