インドはロシア向けの輸出をさらに20億ドル(約2500億円)相当拡大する計画。
事情に詳しい関係者が明らかにしたとしている。
モディ政権は幾つかのインド製品への市場アクセス自由化をロシア政府と秘密裏に協議している。
ウクライナに侵攻したロシアに対し国際的な制裁が科される中で、
インドとロシアは二国間貿易を続けるため自国通貨を通じた取引を探っている。
両国政府はインド・ルピーとロシア・ルーブルで取引を決済する案に向け作業を進めているほか、
インドがロシア産品の純輸入国となっていることを踏まえ、貿易収支の均衡を図る方法も検討する。
米国とその同盟国の対ロシア制裁発表後にロシア向け輸出を停止した国が供給していた産品を、
インドが輸出することも検討している。
医薬品やプラスチック、有機・無機化学品、家具、コメ、紅茶・コーヒーなどの飲料、
乳製品などがこうした輸出品に当たるという。
インド・ロシア間の貿易は2021年4月からの11カ月間で118億ドルと、
前年度の81億ドルをすでに上回っていることを鑑みると、あながちデマでもなさそうだ。
そうなれば、インドは完全に親ロシア派で反西側ということになる。
インドの行動は中国にも影響を及ぼす。
ウクライナ情勢は世界を巻き込んで益々混迷する。