テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)
米電気自動車大手テスラのイーロン・マスクCEOは、米ツイッターの全株式を、
1株当たり54.20ドルで取得、430億ドル(約5.4兆円)で買収することを提案。
マスクCEOは13日にツイッターの取締役会に書簡を送り、買収案を提示。
14日に規制当局への資料で情報を開示した。
明らかになる前日である1日の終値に38%上乗せした。
マスクCEOはカナダのバンクーバーで開かれたイベントで、
「言論の自由のための包摂的な場が存在することが非常に重要だ」との考えを表明。
一方、ツイッターのパラグ・アグラワルCEOは同日、従業員全員参加の会議で、
マスク氏の買収提案で同社は弱みを握られたわけではないと強調。
業務に引き続き集中するよう求めた。
同社はマスク氏が15日にも買収価格を引き上げる場合に備え、ポイズンピルを準備しているという。
サウジアラビアのアルワリード・ビン・タラル王子はツイッターへの投稿で、
自身を「ツイッターの最大かつ長期的な株主」の1人だと説明した上で、
マスク氏の提案は同社を過小評価しているため、受け入れを拒否すると表明。