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親プーチン派は「ミンスク合意」

ミンスク合意」は、ウクライナ東部紛争の解決に向け、

2015年2月にベラルーシの首都ミンスクで署名された合意。

(1)中央政府による国境管理

(2)ウクライナからの外国部隊撤退

(3)親ロシア派への自治権付与―などを明記した。

   

親ロ派はその中で、(3)を、ウクライナが守っていないと指摘する。

その条項にウクライナは難色を示していた。

ウクライナ側に言わせると、拳銃を突き付けられて合意させられたと訴える。

しかも、ロシアの21日の独立承認と派兵決定は(1)と(2)に違反している。

そしてクライナは1994年12月7日、米国・英国・ロシアなどと「ブダペスト覚書」を締結。

当時世界3位規模であった核兵器を放棄するかわりに、

領土の安全性と独立的主権が保障されることになった。

ウクライナは1800余基の核弾頭とICBM大陸間弾道ミサイル)を全てロシアに返還・廃棄し、

1996年6月には全ての核兵器をロシアに渡し、非核化を完了した。

   

この文書は国連安保理が履行を保証した国際的合意だが、現在、実際には効力が発揮できていない。

プーチン派はこのことは、取り上げない。