頭お花畑の平和ボケ。
『羽鳥慎一モーニングショー』のレギュラーコメンテーター玉川徹しは、
ロシアがウクライナに侵略した戦争は、ウクライナのゼレンスキー大統領が悪いと言及。
玉川しは、「ミンスク合意」を守らないからロシアが攻めて来た。
守らなかったゼレンスキー大統領が悪いと断じた。
「ミンスク合意」が曖昧だということは共通項になっている。
ロシア側はウクライナ侵攻の意図はないと繰り返し表明していたが、
米国や他の西側諸国は攻撃の可能性があるとして警戒を解かなかった。
ミンスク合意はウクライナ東部で2014年に勃発した軍事衝突の停止を目指して結ばれた。
親ロシア派だった当時のウクライナ大統領ヤヌコビッチ氏が、プーチンの圧力を受け、
EUとの通商協定調印を見送った。
こうした状況に怒った市民が首都キエフで大規模なデモを行い、ヤヌコビッチ政権は退陣。
しかしその後の新政権に対しても抗議デモがウクライナ東部と南部で起きた。
ロシアの支援を受けた分離派武装勢力はこの間に東部のドネツク、ルガンスク両州を支配。
ロシア軍が戦闘に直接介入し、ウクライナ軍に決定的な打撃を与えた(ロシアは関与を否定)。
この紛争の解決を目指した合意が、隣国ベラルーシの首都ミンスクで結ばれたミンスク合意だ。
2014年9月に締結された「ミンスク1」は1停戦合意は直ぐに破られた。
当時、オバマ米大統領と英仏独伊の欧州4カ国首脳はビデオ会談を行い、
ウクライナ東部で停戦合意が履行されなければ国際社会による「強硬な対応」が必要との認識で一致した。
ビデオ会談にはトゥスクEU大統領も参加。EUは会談後に発表した声明で、
「停戦合意がさらに破られれば、各国首脳には追加制裁を決定する用意がある」とし、
停戦合意が完全に履行されなければロシアに対する制裁が強化される可能性もあると指摘。
また、米国はウクライナに対し防衛兵器を提供する可能性を依然検討していることを明らかにした。
ウクライナ、および西側諸国は、2月12日に停戦が合意された後も、
ロシアがウクライナ東部の親ロシア派勢力に武器を供給し戦闘員も送り込んでいるとして非難。
ロシアはこうした支援は行っていないと反論。
その1カ月後に「ミンスク2」がまとめられたが、1と同様に分かりにくいものとなっていた。
履行が困難な理由として、ロシアは自国は紛争の当事者ではなく、
そのため履行の責任を負わないとの立場を取っていることだ。
しかし、ロシアはミンスク合意成立のための交渉を行っており、
ウクライナ側はロシアに履行義務があると主張。
ウクライナのダニロフ国家安全保障・国防会議書記はAP通信に対し、
「ロシアに銃口を突き付けられる中で署名した」ミンスク合意を履行すれば、国家は破壊するだろうと述べた。
21年12月に行われた世論調査によれば、国民の75%はミンスク合意は修正ないし放棄すべきだと回答。
履行すべきだとの回答は12%にとどまった。
国民の総意なのだ。
机上の空論だけで話が終わるのなら、世界に戦争や紛争はない。
まずは停戦しましょうと言う話に一見理があるように聞こえるが、
曖昧な停戦は、戦争や紛争を長引かせるだけなのだ。
それが現実に今こうなっているということを理解しない人が、軽々に話すべきでない。
ウクライナは1994年12月7日、米国・英国・ロシアなどと「ブダペスト覚書」を締結。
当時世界3位規模であった核兵器を放棄するかわりに、領土の安全性と独立的主権が保障されることになった。
ウクライナは1996年6月には全ての非核化を完了。
この文書は国連安保理が履行を保証した国際的合意だが、28年経った現在、
実際には効力が発揮できていないことになる。
ウクライナは米英を信じて核を放棄した。
こういう事態になり、ウクライナを助けない、こちらの方こそ責めるべきではないのか。
なぜ、ウクライナ国民が、いきなり侵略してきたロシアと戦っているのに、
ゼレンスキー大統領が責められなければいけないのか。
玉川二人がいれば合意できるのか。
お互い絶対引かないから、全く相容れないと思う。
己が認識すべきだ。
人の意見を聞かない、相手の気持ちが分からない、
自分を何とか正当化しようとする玉川のような国が沢山あるから、
戦争が起き、紛争が無くならないのだ。
己が認識すべきだ。
怒り心頭だ!!
言葉の中だけと言うのだろうが、その言葉が戦争へと導くのだ。
バイデン大統領のプーチンへの言葉が物議をかもしているのが何よりの証。
彼は今まで何を学習してきたのか。
結局は自分の小さな殻の中だけで生きてきたようだ。
それを守るために言葉の武器を磨いてきた。
橋下らと同じだ。