ロシアのウクライナ侵略後、ロシア各地の重要施設で原因不明の大規模火災が相次いで発生。
英情報筋によると爆発や火災などは少なくとも19件に上り、いまも続いている。
当局は詳細を明らかにしていないが、ウクライナが関与していると非難、
ウクライナ側は関与を否定している。
ウクライナでの戦闘が激化するなか、ロシアでは重要なインフラ施設における、
原因不明の火災が頻発しているが、またもや大規模火災が発生。
今回の現場は、ウクライナと国境を接するロシア南西部の都市クルスク。
5月5日にSNSで拡散した動画には、巨大な炎と黒い煙が建物を包み込む様子が映っている。
ウクライナの報道機関TSNは、この火災はロシア非常事態省によって確認されたと伝えている。
地元メディアは当初、住宅が燃えていると報じていたが、非常事態省はこれらの報道を誤りとしたうえで、
非・住宅地が燃えていると発表。
クルスクからの情報によれば、この火災は現地時間午後1時15分に報告され、
約20人の消防士と4台の消防車によって消火活動が行われた。
その後、午後2時までに400平方メートルが燃えたとTSNは報じ、周囲の枯れ草にも燃え広がった。
その規模は非常に大きく、クルスクのほぼ全域から見ることができたという。
複数の報道によれば、クルスク市民は爆発音を聞いていないという。
死傷者の有無は明らかになっていない。
ここ数週間、ロシア最大の化学工場、貯蔵所、防衛研究所といった重要な施設で、
原因不明の火災や爆発が起きている。
こうした不可解な火災の原因について、現在のところロシアは詳細を明らかにしていない。