3日午後の参議院予算委員会で、立憲民主党・白真勲参院議員が、
食料品などさまざまなものの値上げが続く中、物価高をめぐる政府の対応について、
参考人として出席した日本銀行・黒田東彦総裁に質問。
白議員は、「最近食料品を買った際、以前と比べて価格が上がったと感じるものがあったのかどうか、
ご自身がショッピングしたときの感覚、実感をお聞かせください」と、黒田総裁に尋ねた。
これに対し、黒田総裁は「私自身、スーパーに行ってですね、物を買ったこともありますけれども、
基本的には家内がやっておりますので、包括的にですね、
物価の動向を直接買うことによって、感じているというほどではありません」と答弁。
その上で、「日本銀行のいろいろなアンケート調査などでもですね、
最近特にガソリンとか食料品など購入頻度の高い品目の価格が上昇しているということで、
多くの家計が物価の上昇を実感していると。
こういった体感物価の上昇というものは、やはり家計の消費マインドに悪影響を及ぼす可能性がありますので,
十分注意してみていきたいというふうに思っております」と、自身の見解を述べた。
‘@意地悪な白議員の質問だが、正直な人だ。
黒田総裁は物価高は感じていないとはっきり述べた。
夜な夜な高級料理屋で飲み食いしている、上級民である総裁クラスや政治家の多くが、
実感として物価高を感じるはずもない。
テレビなどに出演している人たちも、語ってはいるが実感している人は少ない。
100円の物が110円になったとか、玉ねぎの値段が2倍になったとか、
騒いでいる一般国民と生活のレベルが違う。
分かった振りして喋っているが、分かるはずもない。
ダマされてはいけない。
ただ、国民の声を吸い上げて、適切に施策してくれればいいが、そうも見えない。