日本原子力研究開発機構の新型転換炉ふげん(福井県、廃炉作業中)の、
使用済み核燃料をフランスで再処理してプルトニウムを取り出し、
それをフランス側に引き取ってもらう方針を同機構や政府が固めた。
日本はプルトニウムを利用する政策を堅持しており、
有用な資源とするプルトニウムの外国への譲渡は異例の対応。
再処理で発生する高レベル放射性廃棄物は日本に持ち帰る。
プルトニウムは核兵器の材料にもなり、政府は保有量を削減する方針。
ふげん燃料のプルトニウムは「使い道がない」(関係者)ため、
保有量が増えないよう譲り渡すことになったとみられる。
‘@日本は原子爆弾の燃料を、金を出してフランスに引き取って貰い、
核のゴミ、放射性廃棄物は大事に持ち帰るということか。
長崎大学核兵器廃絶研究センター副センター長の鈴木達治郎教授は、
日本の原発の使用済み核燃料に含まれるプルトニウムでも、
1キロトン以上の威力は出せると言われており、これでも大変な威力だ。
北朝鮮の最初の核実験がその程度の規模とされる。
そもそも現代の核兵器の主流であるブースト型やそれらを用いた水爆では、
プルトニウムのグレードは関係ない。
国際原子力機関(IAEA)によると、プルトニウムは組成に関係なく8キログラムあれば、核兵器は製造できる。
兵器級プルトニウムならさらに少量でできる。