2024年度の完成を目指す六ヶ所村の使用済み核燃料の再処理工場をめぐり、
工場を運営する日本原燃が提出した申請書類の約6万ページのうち、3,100ページに記載漏れなどの不備が見つかった。
また、1月には、使用済み核燃料を移動する際、建物で照明が2時間消え、IAEA(国際原子力機関)の監視が途切れてしまった問題もあった。
これらを受け、原子力規制委は日本原燃の社長らを呼び出し、「日本全体の信用に関わる問題」と厳しく指摘。
申請書の再提出と、再発防止策の徹底を求めた。あえて期限を設けないとしている。
日本原燃の増田社長は陳謝したうえで、改善を図る考えを示した。
再処理工場は、当初、26年前の1997年に完成する計画だったが、たび重なるトラブルなどの影響で、
これまでに26回延期されている、金食い虫。