ミャンマーでクーデターを強行した国軍に拘束され、軟禁状態が続いていた、
国民民主連盟(NLD)のトップ、アウン・サン・スー・チー氏が22日、
首都ネピドーの刑務所に収監された。NLD関係者が本紙通信員に明かした。
スー・チー氏は、国軍がクーデターを起こした昨年2月1日、ネピドーの自宅で軟禁され、
その後、非公表の場所に移された。
汚職防止法違反など15件以上で訴追され、これまで計5件で有罪となっている。
禁錮刑の刑期は合わせて11年に上るが、判決後も刑務所に移送されることはなかった。
国軍がスー・チー氏の処遇をより厳しくしたのには、市民への影響力を抑え込む狙い。
収拾がつかない国軍の焦りの表れだ。