2021年のクーデター以降、ミャンマーで実権を握る軍は首都ネピドーに巨大な仏像をつくり、国内外のメディアに公開。
民主派勢力との戦闘が激化するなか、軍の力を誇示するねらいがあるとみられます
21日、ミャンマーの首都ネピドーで公開されたのは、大理石でできた巨大な仏像で、高さは19メートルあまりと、奈良市の東大寺の大仏より4メートルほど高い。
おととしクーデターを起こした軍のトップ、ミン・アウン・フライン司令官の指示で工事が始まり、日本円で41億円あまりをかけて完成。
軍の報道官は「国の平和と繁栄を願うのが目的だ。大理石だけでできた仏像に感銘を受けることを保証する」と述べた。
ミャンマーではクーデター以降、軍と民主派勢力との戦闘が激化し、ミャンマーの人権団体によると、軍の攻撃や弾圧によって、21日までに3819人の市民が犠牲となっている。
軍としては、国民のおよそ9割を占める仏教徒に対して、仏教を保護する姿勢を示すとともに軍の力を誇示するねらいがあるとみられる。
‘@仏像を作る気持ちがあるのなら、国民を殺すな。
軍の単なるパフォーマンスだということが良く分かる。
誰も信じない。
41億円あればミャンマー国民のどれほどの人が助かるか。