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​​笹川陽平会長、複数のNLD幹部と面会。

国軍がクーデターで全権を握ったミャンマーを訪問中の笹川陽平日本財団会長が18日、

 
最大都市ヤンゴン共同通信の単独取材に応じ、複数の国民民主連盟(NLD)幹部と面会したことを明らかにした。



NLDは2月のクーデターの前まで政権を担っていた。
 
相手の名前や内容は明かさず「非常に高い地位の人たち」と述べるにとどめた。
 
国軍はクーデター後、スー・チー氏をはじめNLD幹部を次々と拘束しており、面会を認めるのは異例。

ミャンマー日本大使館の関係者は同席していないという。
 
笹川会長は、国軍と少数民族武装勢力との和平交渉の仲介などに長年取り組んできた。
 
昨年11月にミャンマーで実施された総選挙では、日本政府が派遣した選挙監視団の団長を務め、
 
「自由で公正に行われた」と評価した。
 
国軍は総選挙で「不正があった」と主張し、クーデター強行の根拠としている。



05.14
ミャンマー、北角裕樹さん釈放へ。

とりあえず一安心。

強制送還のようだが。

13日国軍は、国営テレビを通じて、

​「笹川陽平ミャンマー国民和解担当日本政府代表の要請を受け、

起訴を取り下げ解放する」と発表。

日本財団笹川陽平会長も「軍に釈放のリクエストが入った様だ」と話している。

ミャンマーでは、いまだ、ジャーナリスト約50人が軍により身柄を拘束されている。

軍は70年前から市民を武力でねじ伏せてきた。

そうした経緯から、市民から軍への信頼性は低く、軍事政権から民主政権へ移行を進めていたが、

軍が既得権益を失いたくないとクーデターに走った。



1976年、ハンセン病の医療支援でミャンマー事業をスタートさせた日本財団

笹川会長もミャンマーの人たちと交流を重ね、ミャンマーでの存在力を増してきた。

そんな縁で担うことになった役職が、昨年11月、日本政府が派遣した、

ミャンマー総選挙監視団の団長。

選挙の後、笹川会長はメディアのインタビューに対して、

「選挙は非常に公正に行われ、国軍も結果を受け入れている」と答えた。

自身のブログにも<小生は日本政府の選挙監視団長として、

ヤンゴン市内を中心に10カ所の投票所と一部開票状況を視察した。秩序よく公正に行われていた>と綴った。

現在、笹川会長とアウンサンスーチー氏との関係は良好ではないようだ。



日本の特使も距離をとっている。

日本は、むしろ、軍の方に距離が近くなっていた。

それは、スーチー氏との距離が遠くなり、軍の方に近くなるという、

現象だけでは説明できないものかもしれない。