スー・チー氏の刑期2年に減刑。
国際社会は判決批判。
ミャンマーの軍事政権は6日、国軍への抗議をあおった罪と新型コロナウイルス規制に違反した罪で、
アウン・サン・スー・チー国家顧問(76)に言い渡された禁錮刑について、刑期を4年から2年に減刑した。
ミャンマーでは2月1日、国軍がクーデターで政権を奪取。スー・チー氏は以来、身柄を拘束されている。
自宅軟禁の状態で刑に服するとしたが、それ以外の詳細は伝えていない。
国際人権団体のアムネスティ・インターナショナルは、
スー・チー氏に当初言い渡された禁錮4年の判決を直ちに非難。
米国のアントニー・ブリンケン国務長官も、「民主主義と正義に対する冒涜」だと批判。
スー・チー氏にはさらに複数の汚職罪で訴追されており、それぞれの罪の最高刑は禁錮15年となっている。
判決を受け、国際社会からは非難が相次いでいる。