安倍晋三氏暗殺事件を機に、自民党と統一教会との関係に注目が集まっている中、
「報道ステーション」(テレビ朝日)の大越健介キャスターは、
安倍氏を銃撃した山上容疑者が「全く分からない」
「安倍氏は何の関係もない」と言い放ち、物議を醸していた。
その大越キャスターが、笹川良一氏が設立した「日本財団」のアドバイザリー会議のメンバーだった。
ネット上で大はきな話題になっている。
笹川良一氏は、元国際勝共連合名誉会長だ。
公益財団法人日本財団は、公営競技の1つである競艇(ボートレース)の収益金をもとに、
海洋船舶関連事業の支援や公益・福祉事業、国際協力事業を主に行っている公益財団法人。
2011年3月31日までの名称は、財団法人日本船舶振興会(にっぽんせんぱくしんこうかい)であった。
英語名はかつて「SASAKAWA Foundation」と称していたが、初代会長笹川良一没後に、
日本財団 「The Nippon Foundation」に変更された。
総資産額は3000億円近くにのぼり[1]、日本最大規模の財団だ。
現会長は笹川良一の三男である笹川陽平が就任。
‘@安倍氏と統一教会を関係ないように訴える人は、ほとんどが統一教会に関係のある人のようだ。
統一教会はどこまで食い込んでいるのだ。改めて空恐ろしい。
また、わたしもファンの、NHKの番組「100分de名著」のスタジオセット内に、
同教団の開祖である文鮮明の自叙伝「平和を愛する世界人として」が置かれていたことが発覚。
NHKの制作陣の中にも教団関係者が入り込んでいる可能性が十分にある。
旧統一教会は文鮮明・総裁が1954年に韓国で創立、日本に進出したのは1959年。
当時の首相が岸信介氏だった。
その当時、統一教会の本部が渋谷にあり、隣が岸氏の自宅で。
岸氏は隣の統一教会本部で講演を行なうなど、関係は深かった。
国際勝共連合は世界基督教統一神霊協会(統一教会)の教祖、文鮮明が、
1968年1月13日に韓国で、同年4月に日本で創設した。
勝共連合は、機関紙として『国際勝共新聞』[3]・『思想新聞』、月刊誌『世界思想』を発行。
関連会社の「世界日報社」が日刊新聞、『世界日報』を発行。
1967年7月 山梨県・本栖湖畔の全国モーターボート競走会連合会本栖研修所に、
日韓両国の反共首脳が集まり、「アジア反共連盟」の「第一回結成準備会」を開催。
統一教会、文鮮明と劉孝之(ユ・ヒョウジ)、
日本側は全モ連・日本船舶振興会(現・日本財団)のトップだった笹川良一、児玉誉士夫代理の白井為雄、
市倉徳三郎らが集まり、反共団体設立に向けて会合を持ち、政界との結びつきをより強めていく。
統一教会・勝共連合は岸氏との関係から、娘婿の安倍晋太郎氏とも関係を築き、
1980年代後半にはその晋太郎氏を総理にしようという活動を始めた。