立憲民主党の支援団体でありながら、共産党を含むまともな野党の共闘に頑として反対し続けている、
連合の芳野友子会長。
2021年の衆院選で、立憲民主党が共産党との限定的な閣外協力を含む合意をしたことには猛反発。
「共産と共闘するかしないかは政党が判断すべきことであるが、共産と共闘する候補については推薦できない、
あるいは支援できないという判断もあり得る。連合本部としては「共産との共闘はできない」ことは譲れない一線だ」
と強調し、反共姿勢を明確に打ち出した。
なぜそこまで芳野会長は共産党を毛嫌いするのか。
芳野会長が学んでいた富士政治大学、民社・同盟系の富士社会教育センターの教育部門。
この富士社会教育センターの2代目理事長松下正寿氏は統一教会が主導する、
世界平和教授アカデミー初代会長であり、世界日報論説委員なども歴任した人物。
元立教大学総長で安倍晋三氏の祖父・岸信介氏の特使や民社党の参議院議員も務めた松下正寿氏。
1974年に統一教会が主導する世界平和教授アカデミーが創設された。
松下氏は富士社会教育センターの2代目理事長も務めた。
芳野会長は、統一教会の「富士社会教育センター」で反共思想を学んだのだ。
そして、芳野会長は自由民主党に擦り寄る姿勢を見せた。
2022年1月5日、芳野会長は自分たち連合の新年交歓会に、岸田総理と松野官房長官を招待。
もちろん、立憲の泉代表と国民民主の玉木代表も参加。
だが、彼らには挨拶させず、岸田総理にだけ挨拶させて
「来たる参院選は大変重要な選挙。政治の安定という観点から、
与党にも貴重なご理解とご協力を賜りますよう心からお願い申し上げる」と言わしめた。
さらに、麻生太郎議員や小渕優子組織運動本部長と会談したり、自民党の勉強会にも出席。
芳野会長ゴリゴリの反共が、自民党へすり寄るのはごく自然なのかもしれない。
ここにも統一教会繋がりが見える。
以前から指摘してきた芳野会長の危うさの原点が垣間見えた。
芳野会長の自民寄りの危険性ないし有害性は、これからさらに克明に滲み出るはずだった。
今回の安倍氏暗殺事件で、統一教会の問題が炙り出されたことにより、
芳野会長の反共思想はどう動くのか。注視。
それにしても、統一教会恐るべし。
ここまで日本社会に入り込んでいるのは、政府自体が統一教会と仲良しだから当たり前のこと。
ここで統一教会が問題視されていなかったら、統一教会は国や経済界の中枢でさらに力を増すところだった。
恐ろしい話だ。
それにしても公明党は実情を知らなかったのか、知っていて見ぬ振りをしていたのか。
公明党と統一教会の一部関係を鑑みれば知らない筈もなく、反共繫がりで許容していたということだ。
情けない話だが所詮そんなものだろう。どっち付かずの、ボウフラ党。