米軍機相次ぎ離陸し騒音被害。
与那国島を南北に挟む中国軍事演習も。
ペロシ米下院議長の台湾訪問に伴う米中両軍の活動激化で、
在沖米軍基地周辺での騒音被害や周辺海域での軍事演習実施などが、
県民生活に影響を与えている。
米軍基地が集中する沖縄では、普段よりも多くの米軍機が基地に飛来。
米軍嘉手納基地(嘉手納町など)では、7月30日ごろから常駐機ではない飛来が目立つようになった。
2日午後4時の時点で、外来機のKC135空中給油機22機が嘉手納基地に駐機していたという。
米中の偶発的な軍事衝突の危険に加え、日常生活にも影響が現れ始めたことで、
米軍基地を抱えることのリスクが改めて浮き彫りになった。
2日夜、嘉手納基地ではペロシ氏の台湾到着に伴うとみられるF15戦闘機の離陸などが確認された。
嘉手納町役場によると、2日午後5時から同10時までに観測した騒音は、
午後8時16分に屋良局で観測した最大93・2デシベル。