自民党議員が旧統一教会の関係者から選挙協力を得ていたことが次々と明らかになるなか、
統一教会との関係の回答を避ける、安倍晋三氏の従者として知られた稲田朋美議員に、
新たな疑惑が持ち上がった。
稲田議員の地元である福井県で、彼女の後援会を旧統一教会関係者が立ち上げていた。
地元事務所の元関係者が語る。
「私が事務所に関わり始めたのは2005年の初当選の数か月後ですが、
『保守系の運動をしている』と話す男性が事務所によく出入りしていました。
その男性が2008年、『稲田さんのために“ともみ・越の会”という後援会をつくったので、
今度、設立総会に来てほしい』と言うので、福祉会館の会議室で行なわれた総会に参加し、
稲田議員も挨拶しました。
それからは、年に数回、彼らの主催する集会に稲田議員が挨拶に行ったり、
地方選の時に『誰を応援すればいいですか?』と連絡が来たり、といった付き合いでした。
稲田議員側が統一教会関係と知ったのは、後援会設立から約1年後のことだったという。
それでも、会合の時に宗教活動の話はしないし、活動自体は一生懸命で謙虚ですから、
付き合いはそのまま続けていました。
男性は『市議会に誰かひとりは息のかかった議員をつくりたい』と言っていました」
この男性は、統一教会の友好団体である国際勝共連合の福井県本部の会計責任者だった。
稲田氏と旧統一教会の関係については、2010年4月に、
旧統一教会の友好団体「世界平和女性連合」のイベント「春のつどい」に参加したことでも明らか。
稲田議員の公式サイトの「活動報告」ページには、以前は「ともみ・越の会」設立総会に参加したことや、
「春のつどい」に参加していたことが写真付きで掲載されていた
(2021年5月のサイトリニューアルに伴い、過去の投稿は表示されなくなっている)。
※週刊ポスト2022年8月19・26日号
‘@何とか擁護して、自民党議員と統一教会関係のズブズブの仲を薄めようと必死の人たちがいるが、
多くの議員は、統一教会と知っていて参加し協力関係にあった。
なぜなら、親分が統一教会とベッタリだったから、
そして当然その幹部も統一教会とベッタリ。
子分が統一教会と仲良くするのは必然のことだった。