自民党の生稲晃子参議院議員が、先の参議院選挙の前に統一教会の関連施設を訪れていた。
萩生田政調会長は、同行したことを認め、統一教会の関連施設を訪れていたことを明らかにした。
萩生田政調会長は、18日午後党本部で記者団に対し、参院選挙の直前に、
生稲晃子参院議員とともに統一教会の関連施設「世界平和統一家庭連合」を訪れたことを認めた。
萩生田政調会長は、「世界平和統一家庭連合」との関係について、
「支援者の中でボランティア活動を熱心にしている人との縁で付き合いが始まった」と説明。
そして、「統一教会の昭和の時代の商法などのことは承知をしていたが、
その後、悪い噂を聞くこともなかったし、そういった報道に接する機会がなかったので、
その団体と統一教会の関係をあえて触れなかった」と述べた。
萩生田氏は、後援会が2012年と14年、萩生田氏が代表を務める自民党の支部が2015年と17年に、
旧統一教会の関連団体に1万5000円を支出している。
これについて、萩生田氏は事実関係を認め、
「ボランティア支援のためのチャリティーパーティーがあるということで、参加費という形で支払った」と述べた。
さらに、「苦しんでいる人がいることに少し思いが足りなかったと反省している」と述べ、
今後は「適切な対応をしていく」と述べた、
(この看板を見たら一般人でも「ん?」と思う)
「デイリー新潮」が、萩生田氏が衆議院選挙で落選していた期間中に、
教会の施設を月に1、2回訪ね、信者を前に演説を行ったなどと報じたことについては、
「そのような事実はない」と否定。
バーべキューーにも参加はしていないと否定。
萩生田氏の事務所は、17日夜にNHKの取材に書面で回答し、
「生稲氏との街頭演説の終了後、聴衆から『近くで仲間が集まっているので話を聞かせてほしい』と申し出があり、
スタッフが調整したと聞いた。
スタッフが預かった名刺に『世界平和女性連合』とあったと聞き、
生稲氏も不慣れなこともあり同行した」などと説明していた。
ということは、生稲側が萩生田政調会長に相談して、
萩生田政調会長もわざわざ」一緒に行くことになったということだ。
しかし、その団体は、萩生田氏が仲良くしていた団体。
そんな偶然があるのか。
だとすればその時に、「そこは私が仲良くしている団体だから安心して」と、萩生田氏は言わなかったのか。
矛盾だらけの突っ込みどころ満載。
生稲議員は萩生田政調会長とその間一言も喋っていないとニコニコとと断じた。
そんなことあり得ないだろう。
萩生田政調会長は統一教会が悪い団体だと承知しており、ニュアンス的には萩生田氏が仲良くしていた団体も、
統一教会の流れだということは承知していたようだ。だけど、あえて触れなかった。
記者団から「説明はしないのか」と問われたのに対し「いま整理している」とだけ述べた。
また、丁寧な言い訳を考えているようだ。
関係者によると、「選挙前の過密スケジュールの中、突然の訪問はあり得ない」と言う。
また、別の関係者は「事前にスケジュールに組み込まれていた」と証言。
萩生田政調会長は、次はどんな言い訳を考えて来るのか。
いずれにしろ、萩生田政調会長が生稲議員を統一教会問題に巻き込んだ格好だ。