NASAの科学者ピーター・カルマス氏が、JPモルガン・チェース銀行ロサンゼルス支店の前で、
白衣を身に着けて涙ながらに世界に向けて訴えを起こし、許可なく銀行の玄関を占拠したとして逮捕された。
「この銀行は、世界のあらゆる銀行の中でも、化石燃料プロジェクトにもっとも多くの資金をつぎ込んでいるのです」
カルマス氏は「気候変動について、科学者の声に耳を傾けないと、とんでもない大惨事になる」という事実を、
どうしても知ってほしかったという。
私は世間にこの危機を訴えるために、16年間、ほかにもさまざまな方法を試してきましたが、
どれもうまくいきませんでした。
自分たちのキャリアを危険にさらしてでも、私たちの地球でなにが起こっているのかを訴え、
人々の目を覚まさせようとする価値はあると思います。
NASAの科学者が逮捕されたというニュースが大々的に報じられれば、
少なくとも気候変動に興味を持ってくれる人が増えるだろう。
息子たちのこと、地球に生きる生命の未来のことを考えると、とても感情的にならざるをえないと話した。