政府がレジ袋の有料化を全国の小売店に義務づける制度が始まってから、7月で丸2年。
「イオン」によると、3年度のグループ全体でのレジ袋収益金は約1億3700万円に上った。
1枚数円の袋も積み重なれば大きな金額になる。
イオングループでは、地域でのさまざまな環境保全活動に役立てようと、
収益金を各地の自治体や団体に寄付している。
イオンは、辞退によって削減されたレジ袋は年間約32億枚に上り、
これによって二酸化炭素約9万9千トンの排出を削減したとしている。
海洋ごみなどを研究する専門家は、「プラスチック製品に占めるレジ袋の割合はそう多くなく、
環境負荷を減らす効果としては限定的だとの指摘もある。
だが、世界全体の水辺のプラごみのうち約14%が、レジ袋のようなプラスチック製品だ。
こうした研究や調査に基づく科学的根拠を社会へ伝えていく必要がある」と、意義を訴えた。
‘@環境を考え出来る範囲で継続していくことが大事だ。
それが、新たな策を生み出すことにもつながる。