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大阪、クジラ沖合へ沈める、松井市長の独断。

大阪の淀川河口で1月9日に見つかり、死んだことが確認されたマッコウクジラ

大阪市松井一郎市長「海から来たクジラくんですから、死んでしまったら、海へ返してあげたい」として、

大阪市は、紀伊水道沖までクジラ運んで沈めることを決めた。

今週中にはすべての作業を終えたいと述べた。



‘@松井市長には学術的見地は一欠片も無い。

和田岳・大阪市立自然史博物館主任学芸員は「今回のように生きたクジラが大阪湾に入ってくるのは非常に珍しい。

死んでしまったが、貴重な研究材料となるので、骨格標本にできれば」と話した。

国立科学博物館の田島木綿子・研究主幹は「死骸を陸に揚げて死因などを調査すべき」としている。

和田学芸員も田島主幹も話だけで、具体的に大阪市に働きかけはしなかったのか。

名古屋大学博物館の収蔵品(8)マッコウクジラ全身骨格 ー海からのおくりもの

(2021/02/19掲載)



2009年の春、名古屋港に1頭のマッコウクジラの死体が流れつきました。

マッコウクジラはかつて鯨油をとるためにさかんに捕獲されたクジラで、成長すると雄は体長18メートル、

雌は12メートルほどまで大きくなります。

名古屋港のクジラは若い雄で、体長は約12メートル、体重は20トンでした。

死因は不明ですが、胃が空っぽだったことから、エサを食べることができずに死んだのかもしれません。

このクジラは数日後に外洋に投棄することが検討されていましたが、

名古屋大学博物館はまたとない貴重な「海からの贈り物」を教育や研究に活用するため、引き取って骨格標本を作製することにしました。

博物館の常設展示室では、あえて来館者が手の届く床面に近い高さに骨をならべ、

誰でも骨をさわったり持ち上げたりして、その質感や重さを感じとれる形で標本を公開しています。