TBS系の報道番組「報道特集」は15日の放送で、安倍晋三氏へのデジタル献花について、
「デジタル献花に信者が影響?」と取り上げた。
安倍元総理への弔意を示すために行われたデジタル献花プロジェクト。
20代と30代の経営者らが立ち上げたとされていて、先月末の締め切りまでに52万人あまりが献花。
VTRでは、「デジタル献花プロジェクトは祝福2世が発案・実行したものだ」という趣旨のメールを、
旧統一教会のグループメールを通して受け取った信者の声とともに紹介。
「祝福2世」とは、旧統一教会の信者同士が合同結婚式で夫婦となり、生まれた子どもの世代を指す。
番組では、古参信者A氏に取材。
古参信者A氏によると、今回行われた「安倍氏へのデジタル献花プロジェクト」は、
世界日報のB氏ら20代、30代の二世によって立ち上げ実行されたものだったという。
A氏はB氏から「デジタル献花の活動を頑張っている」との報告を受け、
ほかの信者にも献花をするようにメールを送ったことを認めた。
<2世が始めた安倍元首相のデジタル献花プロジェクト、小生も献花しましたが、再度のメールです。
1人でも多くの人に知らせていただけたら幸いです。>
A氏は実際に「2世が始めた」とメールに書いたが、「2世=祝福2世」ではないという。
A氏は、昭和世代の自分から見たら20代・30代は2世で、旧統一教会の人であるかどうかは関係ないと釈明。
村瀬キャスターがB氏を直撃したが、B氏はデジタル献花プロジェクトと自身のかかわりを否定。
番組では、古参信者A氏に取材。
A氏はB氏から「デジタル献花の活動を頑張っている」との報告を受け、
ほかの信者にも献花をするようにメールを送ったことを認めた。
番組では、「信者がデジタル献花にかかわっていたのか」を旧統一教会にも取材した。
旧統一教会側の見解は「混乱をきたすような言動は今後慎むよう、
そのような信者を見かけましたら注意を促したいと思います」と返答。
これに噛み付いたのが、安倍ベッタリの産経、
夕刊フジでは、「TBSは無責任にもほどがある。匿名の証言者の言葉を重用し、
無関係だとする当事者の言葉は無視。関係性が確証されてないのに、
さも関係があるかのように匂わせて終了していて、えも言われぬ気持ち悪さだけが残った」などと批判。
批判しているツイッターを引用し炎上していると煽っている。
デジタル献花プロジェクト実行委は16日、公式ツイッターで、
《昨日#報道特集が「デジタル献花に信者が影響?」と題して、
旧統一教会の方々にデジタル献花との関係を問う取材をしていましたが、
彼らは実行委員会のメンバーで無いことを断言します。
「立案者が信者」も事実ではありません。このような発信をあえてしないといけないことが残念です。》
とツイート。
夕刊フジは、TBSに対して、今回の報道に問題はなかったか。
デジタル献花プロジェクト実行委に対する取材手法の真偽―などについて質問状を送ったという。
安倍ベッタリの門田隆将氏は、BPOが扱う案件だ」と吠えた。
自民党の和田政宗参院議員は「デジタル献花について誤解をする人を増やした責任は大きい」と口を挟んだ。