散髪中の「反・六代目山口組同盟」キーマン襲撃。
日本版ゴッドファーザー顕在も、本家のようにはいかなかった。
白昼の住宅街で起きた暴力団の抗争、店内は血の海。
10月26日午後1時すぎ、岡山県岡山市北区の理髪店内で抗争事件勃発。
同市に本部を置く指定暴力団・池田組の池田孝志組長(77)が散髪をしていたところ、
店内に刃物やサバイバルナイフを持った男らが押し入った。
店内に侵入してきた男らは、刃物やサバイバルナイフ、動物撃退用のスプレーを携帯していたという。
池田組長のボディガードが男たちと揉み合いになり、1人が取り押さえられ、2人は逃走。
襲ったのは指定暴力団・六代目山口組五代目山健組傘下の3代目妹尾組の幹部組員・吉永淳容疑者(50)ら3人。
その際に、ボディーガード役だった池田組の組員2人がけが、吉永容疑者が殺人未遂容疑で逮捕された。
理髪店の店員2人と組長にけがはなかった。
事件直後から事件の凄惨さを伝える動画が広まっている。
理髪店の床に横たわる襲撃犯とみられる男性は頭から血を流し、一面は血の海。
2人の警察官が男性に呼びかけていて、意識はあるようだ。
なぜ、銃ではなかったのか。ボルサリーノならマシンガンだ。
(参考画像)
その後(26日)9時過ぎ、岡山市北区のマンションの駐車場で、車両に弾痕数発が見つかり、
警察に出頭してきた男が逮捕された。
このマンションには理髪店で襲撃された池田組の組長が住んでいて、弾痕のあった車は組関係者のものだという。
逮捕されたのは、妹尾組幹部組員・福岡一彦容疑者(57)。
2015年8月、六代目山口組から分裂する形で神戸山口組が結成された。
池田組は神戸山口組の中核組織として活動していた。
しかし、神戸山口組は分裂、離脱する組織が後を絶たず構成員を減らした。
そうなると、それぞれの組も弱体化するので、結局「反山口組」として協力していくことに。
本来なら神戸山口組の井上組長が中心になるべきだが上手くいかず、
池田組長が組織間の調整をしていた。
そのキーマンがおそ会われた。
六代目山口組は7年を迎えた分裂抗争を終結すべく、同盟結成後から池田組への抗争を激化している。
今回の事件の直前にも池田組長の親族が相次いで襲撃されている。