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米ロ囚人交換、サウジとUAE仲介?

サウジアラビアアラブ首長国連邦UAE)は8日、共同声明を出し、

サウジのムハンマド皇太子兼首相とUAEムハンマド大統領が米ロの「仲介役」を担ったと主張。

仲介について「すべての当事者の対話を促進するためにサウジとUAEの指導者が重要な役割を果たした」と説明。



グライナーさんと米側が釈放したロシア人元武器密売商の身柄はUAEアブダビ空港で交換されたが、

その際にサウジとUAEの関係者も立ち会ったという。

サウジのファイサル外相はリヤドで記者団に対し「ムハンマド皇太子の個人的な努力と介入があったと認識している」と述べた。

また、中国の習近平国家主席訪問時の記者会見で、サウジはどちらかの側につくことはせず、

米中を含む全ての経済大国と協力すると語った。

米国とロシアは8日、ロシアで服役中だった米女子プロバスケットボールリーグのブリトニー・グライナー選手と、

米国で服役中だったロシアの武器密輸業者ビクトル・ボウト受刑者の囚人交換を実施。

ホワイトハウスは協議は米ロ間で実施され、仲介はなかったとしている。

ウォール・ストリート・ジャーナルは、サウジが9月に、ウクライナでロシアに拘束された複数の外国人戦闘員の解放に関与したことに言及。

米欧がロシアへの融和的な姿勢を批判するなか、

サウジとUAEはロシアとの友好的な関係の維持が「政治的解決につながると反論している」と指摘。

囚人交換への関与の主張もロシアとの関係の有効性をアピールする意図がありそうだ。



サウジは米国にとって中東で最大の同盟国だが、バイデン政権になって人権問題やエネルギー供給を巡って、

関係に亀裂が入っている。

囚人交換ても見解に食い違いが生じ、ぎくしゃくした関係が露呈している。

‘@もし本当だとしたらサウジとUAEは大したものだ。

この勢いでウ・ロの仲介もやってほしいものだ。