インド軍と中国軍がチベット南部の国境で再び衝突し、両軍が一時的に銃撃戦を繰り広げ、
負傷者が出たと、複数のインドメディアが12日報道。
インドのテレビ局「インド・ニューデリー(NDTV)」によると、中国軍とインド軍は9日、
アルナチャル・プラデーシュ州の実効支配線(LAC)で一時衝突し、一部の隊員が軽傷を負った後連絡を絶った。
インド側によると、当時、中国軍はインド側が特定した実効支配線を越えてきたため、インド軍は反撃。
ラダック東部で小規模な衝突が発生して以来、両国の軍隊間でこのような衝突が発生したのは初めて。
しかし、それ以前は、国境が不明確であったため、インドと中国軍はこの地域をパトロール中にたびたび対峙していた。
この衝突が発生後、現地のインド軍司令官と中国軍司令官が交渉を行い、
「国境の平和を回復するメカニズム」を遵守することで、事態の沈静化を図った。