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「着衣着火」5年間で492人が死亡。

「数秒で体に火が…」


「着衣着火」とは、着ている服に火が引火し、体に燃え移る火災のことで、毎年100人近くが亡くなっている。

特に冬場はキッチンで調理している際に巻き込まれる危険性がある。

ちょっとした油断が命取りとなる着衣着火の恐ろしさとは。



NITE(製品評価技術基盤機構)が総務省消防庁のデータをもとにまとめたデータによると、

着衣着火の死者数は2017~21年で計492人にのぼった。

毎年100人前後(88~111人)が死亡しており、被害者の9割近くは65歳以上の高齢者だった。

寒い時期は、毛先が長い「モフモフ」の服や、裾や袖が広がっている「ダルダル」の服を着る人が多い。

そのような服装で調理をすると、コンロの奥に置かれた物をとろうとした際など、服に引火する危険性があるという。



NITEは、調理をする際にそのような服を着ないか、エプロンやアームカバーをすることを勧めている。

万が一、衣服に火が燃え移った場合は、近くに水場や消火器がある場合は、水をかけるなどして消化し、

衣服を素早く脱ぐ必要がある。

このほか、火を消すには「ストップ、ドロップ&ロール」という方法がある。

「止まって、倒れて転がる」という意味で、体と地面の間にできるだけ隙間がないように倒れ込み、

燃えているところを地面に押し付けるようにしながら左右に転がる。



この際、両手で顔を覆うと、やけどを防ぐことができる。

一方、パニックになって走ると、風で酸素が取り込まれ、火の勢いが大きくなる可能性がある。

ストップという言葉が用いられているのはそのためだ。

厚着をすると着火に気づきにくくなるため注意が必要。

自分自身は火に近付いていない感覚でも引火する危険性がある。

‘@お気を付けくだされ。