中国各地でウイルス感染による「脳症」患者も増えているという。
旧正月の2日目、天津総合病院は黒山の人だかりで、コネがないと入れない。
ネットユーザーが投稿した動画によると、天津医科大学総医院は患者で混み合っており、
「流行のピークは過ぎた」との当局の主張とは明らかに異なる光景が広がっていた。
旧暦の大晦日に撮影された別の動画では、海の病院も患者で一杯だった。
「旧暦新年が明けて3日目だが、私の周りだけでも、友人7人が二度目の陽性になっている。
主な症状は胃腸炎のようなもので、激しい嘔吐、下痢の症状が出ている。
さらには、電解質異常で点滴を打たなければならない」と市民は話す。
(ここにいられるのはラッキーな方)
ある女性が、旧正月期間中のわずか3日間で友人7人が再度陽性になったと明かし、
その症状は1回目の感染時とは異なり、ほとんどが微熱で、「白肺」が増えているという。
女性患者は、「今回は声が枯れ、喉が痛い。頭も痛いし、全身が痛い。下痢で、お腹も痛い」
また、別の女性は2度目の陽性になってから、下痢や嘔吐などの消化器系疾患の症状が出たと話す。
下痢は、新型コロナウイルスオミクロン株の派生型「XBB」の典型的な症状と言われている。
同時に、深セン、上海、杭州では、感染による「脳症」患者が急増。
深セン大学総合病院はウィーチャットの公式アカウントに、1週間で受け付けた脳症患者は数十人に上り、
20代の患者もいると投稿。
広州の医師は、「新型コロナ感染による脳症については、現在たくさん見つかっており、
重症者は『白肺』を伴うことが多い」と述べた。
広東省中山大学第三付属医院の医師は、ある患者は、脳の3分の1がウイルスに感染しており、
「白肺」よりも死亡率の高い「急性壊死性脳症」になっていると明かした。
中共当局は、流行のピークは過ぎたと繰り返し主張していますが、
各種症状から、「反復感染」による新たな流行の波が到来しているのではないかと懸念されている。