米軍制服組トップのミリー統合参謀本部議長は28日、上院軍事委員会の公聴会で、
中国が台湾に軍事侵攻した場合、日本を含む同盟国が米国と協力して台湾を支援するとの見解を示した。
ミリー議長は「多くの国が米国と非常に緊密な関係にあり、危急の時には姿を見せるだろう」と述べた。
ミリー議長は、中国の台湾侵攻が起きた場合に同盟国が「姿を見せると信じるか」を問われ、
「国によって異なる方法ではあろうが、答えはイエスだ。
全ての国が戦闘部隊(派遣)のような形というわけではないだろうし、各国は自国の戦略的利益に基づき、それぞれ活動する」と答えた。
日本、韓国、フィリピン、タイ、オーストラリアの国名を挙げて「米国には、すばらしい同盟や友好のネットワークがあり、
中国やロシアに対して戦略的な優位をもたらしている。中国には友人はほとんどいない」と強調。
中国の海軍が艦船数で米海軍を上回っていることについては、
「日本の海上自衛隊、オーストラリア、英国、フランスの海軍を足し合わせれば、数で勝り、攻撃力でも勝る」と指摘。