立憲民主党の小西洋之参院議員による「サル発言」を受け、日本維新の会の馬場伸幸代表は、
立憲との国会内での「共闘」を当面凍結すると表明。
「ご本人の謝罪会見も拝見しましたけども、全く中身は謝罪しているわけではない。
協調するということは、当面の間、凍結ということになる」
6日開かれた衆院・憲法審査会の幹事会で、立憲側が小西議員の発言について謝罪。
一方、維新の馬場代表は、小西議員本人が直接謝罪するよう要求。
これについて立憲側は持ち帰った。
また、馬場代表は6日の衆院憲法審査会で、立憲民主党の枝野幸男前代表を批判。
枝野議員が故中山太郎元衆院憲法調査会長(自民党)の下での与野党協議を引き合いに、近年の憲法審運営に苦言を呈した。
枝野議員は3月30日の憲法審で、与野党協調を重視し円満に審議を進める「中山方式」に触れ、
「当時とは似ても似つかぬ状況で、私個人としては建設的な合意形成に絶望している」などと発言。
それについて馬場氏は「中山氏は思いを勝手にゆがめられ、憲法改正が遠のくことにじくじたる思いだろう」と述べた。
馬場氏は中山氏の秘書だった。
@維新の話題作りに利用された立憲。
立憲と維新の共闘が発表された時に「持つはずがない」と指摘したが、案の定早々の不協。
昨年の臨時国会から始まったが、当初より相容れないのは分かっていた。
そもそも、自民党寄りと完全野党が共闘できるはずもない。
ましてや、癖のある維新なら尚更だ。
維新はこういう機会をとらえて、自党の正当性を主張し自らに有利な状況を作ろうと企んでいる。
だからと言って「サル」発言が許されるわけではない。