政府が健康保険証と一本化するマイナンバーカードについて、
高齢者施設の94.0%が「入居者のカードを管理できない」と回答したことが、
全国保険医団体連合会(保団連)の調査で分かった。
政府は来年秋に現行の保険証廃止を目指しており、
保険証以外の用途もあるマイナンバーカードを施設が扱うことに懸念が出ている。
高齢者施設では、重い認知症などで入居者自身が健康保険証を持つことが難しい場合、
施設側が管理して医療機関を受診する。
保険証が廃止されると、マイナンバーカードを施設が管理することになり戸惑っている。