和歌山県和歌山市の雑賀崎漁港、衆議院和歌山1区の補欠選挙の応援で、
岸田総理が演説を行う予定となっていた会場付近で爆発音がした。
15日午前11時半前、岸田総理が補欠選挙の応援のために訪れ、
街頭演説を始める直前に筒状のようなものが投げ込まれた。
岸田総理が地元のエビを試食し演台に上ろうとした際、逮捕された男が、
煙の出た銀色の筒を岸田総理の方に向かって投げ込んだ。
女性の「キャー」という叫び声が聞こえ、前方にいた人々が後ろに走り出してきた。
「離れて」と男性のどなり声がし、辺りは騒然となった。
「お前、何やっとんや!」
そばにいた漁師仲間が叫び、男を押さえつけにかかった。直後に警察官らがなだれ込み、男を確保。
男を確保してから5~10秒ほど後に「ドーン」という大きな爆発音が響いた。
現場は混乱状態となり、警察官らが一斉に避難を呼びかけた。
男を取り押さえていた警察官らも、男を抱えながら後ずさりし右往左往とした。
岸田総理はSPに警護され、すぐに現場から離れケガなどはなかった。
現場には午前10時半ごろから聴衆が集まり始めた。
かつては水揚げした魚などのセリが行われていた場所で、この日の聴衆も顔なじみの漁師や関係者がほとんどだったという。
目撃者らは「安倍晋三氏が銃撃された事件を思い出した」と声を震わせた。
威力業務妨害の疑いで兵庫県川西市に住む職業不詳の木村隆二容疑者(24)が現行犯逮捕された。
演説を前に所持品検査などは行われず、男が聴衆を装って現場に現れた可能性がある。
‘@今後の検証が待たれるが、これぞまさしくテロ行為だ。
断じて許されない。
雑賀崎漁港は私の知り合いの漁師がいる町だ。
魚がとても美味。
同じ真アジでも黄金アジだ、ハモもおいしい。
ケガ人が出なくて何よりだった。